こんにちは、管理人しばぶーです。
前回の記事では、我が家が住宅展示場でハウスメーカー9社をハシゴした体験と、入った瞬間に「総額3500万円以上は出さない!」と言い切ったエピソードをお話ししました。
今回は、その気になる**「総額3500万円のリアルな内訳」と、「年収360万円の我が家がシミュレーションして絶望したローンの現実」**について、包み開心さずガチでお話しします。
これから家づくりを始める方、特にお金に不安がある方は、我が家のリアルな数字をぜひ参考にしてみてください。
今のご時世、土地・建物・諸費用込みで「3500万円」はかなり厳しい
家づくりをスタートした当初、我が家の予算は「土地・建物・諸費用をすべて合わせて3500万円」でした。
ですが、正直に言います。今のご時世、ミドルコストのハウスメーカーを選んだとしても、この予算感で全てを収めるのはかなり厳しいのが現実です。物価も資材代もどんどん上がっていますからね。
結局のところ、この予算で家が建つかどうかは**「土地次第」**だと思います。
- 土地をすでに持っている(または譲ってもらう)
- 駅から離れた、めちゃくちゃ安い土地を探す(※ただし掘り出し物には注意が必要!)
こういった条件がない限り、土地から買ってミドルコスト以上のメーカーで建てるのは、ほぼ不可能なレベルです。
我が家の場合は、ありがたいことに**「土地を譲り受けることになった」**ため、スタートの予算だった3500万円を丸ごと「建物と諸費用」だけに充てることができました。だからこそ、ミドルコストや一条工務店といった選択肢を視野に入れることができたのです。
もし土地から探さなければいけない場合は、まずは「土地代をいかに抑えるか」を徹底的に考えないと、メーカー選びの段階で一瞬で予算オーバーになります
年収360万で3500万のフルローンを組むとどうなる?シミュレーションしてみた
では、ここからが本番です。
「土地があるなら、3500万円のローンを組んで大手や一条で建てれば安心だね!」と思うかもしれません。
ここで、実際の銀行の金利を使って、リアルな毎月の返済額をシミュレーションしてみましょう。
例えば、**三菱UFJ銀行の変動金利(年1.195% ※2026年9月時点)**で、3500万円を35年フルローンで借りた場合、毎月の返済額はいくらになると思いますか?
実際の試算結果がこちらです。
- 毎月の返済額: 102,013円(約10.2万円)
- 年間の返済額: 1,224,156円(約122万円)
- 35年間の総返済額: 42,845,288円(うち利息総額:7,845,288円)
この数字を見た時の我が家の感想は、これ一言でした。
無理!!!!!!!!(笑)
月々約10.2万円。年収360万円(手取りにすると毎月約20万円ちょっと)の家計で、毎月10万円以上の住宅ローンを払い続けるなんて、生活がカツカツになります。これに加えて、将来の固定資産税や、前の記事でお話しした太陽光パネル・パワコンの修繕費、日々の生活費や子育て費用がかかってくるわけです。絶対に回るはずがありません。
しかも、35年間で銀行に支払う利息だけで「約784万円」です。高級車が1台買えてしまいますよね。
「50年ローン」や「死ぬからいい」を甘く見てはいけない
最近、毎月の返済額を下げるために「50年ローン」を組む方や、「団信(団体信用生命保険)があるし、途中で死ぬから(ローンがチャラになるから)長くていいや」と言って家を買う方がいます。
はっきり言いますが、住宅ローンをそんなに甘く見ない方がいいですよ。
あなたは今、何歳でしょうか?仮に30歳だとしましょう。
35年ローンでも65歳まで、50年ローンなら実に80歳まで払い続けることになります。
「定年後にそんなに長く働けるの?」と思いますよね。ここで、自分で調べて驚いた日本のリアルなデータをご紹介します。
総務省の労働力調査データ(2025年実績)によると、日本の高齢者が実際に働いている割合(就業率)は以下のようになっています。
- 70代前半(70〜74歳):36.2%(約3.5人に1人)
- 80代前半(80〜84歳):約8.1%(約12人に1人)
70代前半でも働いているのは4割以下、80代になれば1割未満です。この年齢までローンを払いながら働き続けるのは、現実的に考えてめちゃくちゃ厳しいですよね。
「途中で死ぬからいい」と言う人もいますが、日本の男性の平均寿命は約81.35歳。**意外と死なないですよ(笑)。**ちょうど50年ローンの払い終わりの年齢まで生きちゃうんです。
ハウスメーカーの営業マンや、メーカーが紹介してくるお抱えのFP(ファイナンシャルプランナー)は、言葉巧みに長いローンを提案して、あなたの予算感を上げようとしてきます。
もちろん、私は一概に「50年ローンは今すぐやめとき〜!」と言いたいわけではありません。
このリアルな高齢者の就業率や平均寿命のデータを自分で調べた上で、「リスクを理解して50年ローンにする」「団信の特約をガチガチにつけて備える」というのであれば、全く問題はありません。
大切なのは、情報を自分で調べて、時には営業マンに反論できるくらいの知識を持っておくことです。
まとめ!予算やメーカーを選ぶ前に「自分たちはいくらなら返せるか」を考えよう
多くの人は、ハウスメーカーの営業マンに「年収から逆算して、これくらいまでなら借りられますよ!」と言われた金額で予算を決めてしまいます。
でも、それは**「銀行が貸してくれる金額」であって、「自分が無理なく返せる金額」では絶対にありません。**
これから家を建てる方に、我が家からどうしてもお伝えしたいのは、「世間の平均や営業マンの言葉を鵜呑みにせず、自分たちの生活水準を落とさずに返せる金額はいくらなのか?」を、最初に自分自身で計算してほしいということです。
我が家がこの「月々10.2万円は無理!」という絶望から、どうやって予算をコントロールし、最終的に一条工務店の注文住宅を選ぶに至ったのか。
次回の記事では、我が家が導き出した**「リアルな目標返済額と、それを可能にした家計の工夫」**について、さらに踏み込んでお話ししていきたいと思います!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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